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日本では国立がんセンターの調べによると
1990年代後半以降、全がんの75歳未満年齢
調整死亡率は全国的に減少傾向にあります。
全がん75歳未満年齢調整死亡率(男女計)が
低い5県は、2008年では長野県、熊本県、
滋賀県、福井県、岡山県、で、全がん75歳
未満年齢調整死亡率(男女計)が高い5県は
2008年で青森県、長崎県、鳥取県、大阪府、
佐賀県、の順番になっています。
また、部位別では、胃がんは東北地方の日本
海側で死亡率が高く、肝臓がんでは西日本で
死亡率が高く、肺がんでは男性は近畿地方で
死亡率が高く、乳がんでは大都市圏および東
日本で死亡率が高く、そして、白血病では九
州・沖縄地方で死亡率が高いという結果です。
以上の結果などさまざまな統計結果を見ると
確かに、年間30万人以上の日本人がガンで命を
落としている現実があります。これを理由に
「日本の医療は間違い」などと主張する人も
いますが、人はいつかは必ず死にます。死亡
率がゼロになることは、人間が必ず死ぬ以上
あり得ませんし、死亡率はいつの時代でも百%
なのです。仮に今後、もし画期的な抗ガン剤が
開発され、ガンによる死亡率が減少したとして
も、他の病気、例えば脳卒中や心臓病による
死亡率が必ず増加します。
現実に目を向けると、現時点で日本人の約6
割は、ガン・脳卒中・心臓病が原因で亡くなり
ます。
そして、日本人の死因の第一位はガンですが、
これはともするとガンの予防・治療が不十分と
いう可能性も無きにしもあらずと言えますが、
しかし、一方でガン以外の死因への治療・対策
が進んだ結果と看做せなくもありません。
つまり、例えば心臓病の画期的な治療法が確
立されればガンの死亡率は当然増えるでしょう
し、事故死や自殺が急増すればガンの死亡率は
当然減ります。
結論を言えば、なぜ「ガンによる死亡者数が増
えている」のかは、単純に語れる問題ではな
いのです。多分、人間がこの世に存在すし老
化がなくならない以上、ガンもなくならない筈
です。
そして、これから人間はこのなくならないガン
とどうやって付き合っていけばよいのかを考
える時期に来ているのかもしれません。
肝内胆管
膀胱
胃癌 末期
放射線治療
大腸癌 転移
原因